望まぬ来訪者に気をつけろ!住宅(リフォーム)系訪問販売で注意すべき事

住まいのウンチク

「近くで工事してるものですが、お宅の屋根いたんでますよ!」

なんて言われると、焦りますよね??そうです。いわゆる訪問販売の類です。

そんな経験をしてちょっと焦ったことがある方はぜひこの記事を読んでください。

そんな状況になった時にどう対応したらいいか?業界の実情も踏まえてお教えします。

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住宅(リフォーム)系訪問販売で注意すべき事

訪問販売は昔からある営業手法の1つで、インターホンを押して出てきた方に営業して

物を買ってもらうというスタイルです。

住宅リフォーム系でも様々な商品やサービスが売られていますがその手法は様々です。

住宅で最も多いのは「屋根が傷んでいます」

もしくは、「床下にシロアリがいるかもしれません」というはいり文句を使った2パターンで、

住宅界の訪門販売2大パターンではないでしょうか。

(流行りものもあって一時期は太陽光発電や浄水器が流行ってたこともありましたね)

昔から「知らない人を屋根の上と、床の下には入らせるな」と言われているように

(私が業界に入った20年前にはすでに言われていました)

普段自分の見ることができないところには知らない人を入れると

何されてもわからないから気をつけろ。ということです。

結論、向こうからやってきた知らない人を家に上げない。ということです。

単純ですがそれにつきます。その時点できっぱり断ることです。

最近はそういった業者には社会的にも厳しくなっていて一度断ればほとんどの方は引き下がってくれます。中にはそれでも帰ってくれない強者もまれにいますが、明白な法律違反なので毅然として警察に連絡しましょう!

※特定商取引法などを調べてみてください。

以下によくあるパターンを上げておきます。

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パターン1最近流行りの屋根営業系

長年住宅関係の建築業界にいますが、特にここ数年増えているのが突然訪問してきて

「近くで工事しているものですがお宅の屋根は傷んでるからこのままだと台風のときなんかに雨漏りしますよ。」

などと言って点検を口実に屋根に上がり、最悪のケースでは屋根を壊され

その写真をとられて「ほら、ひどいでしょう?すぐに治した方がいいですよ。」と言って

工事を勧めてくる。

ここ数年は台風などの自然災害が多くこの手の訪問半外が急増してる感じがします。

不安になった方から相談を受けて屋根を点検してみると

全く問題ないケースが7~8割くらいあります。

中には完全に人の手によって破損させられた屋根を見るケースもあります。

そんな業者が来たら、その場は引き取ってもらい改めて自分で業者を探して調べてもらいましょう。

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パターン2これも流行りの火災保険でリフォーム営業系

ここ数年増えているのが、「火災保険で格安で屋根や外壁が治ります!」

もしくは、「お家をただで直す秘密をお教えします!」みたいに宣伝している業者です。

ネットの広告などでもよく見かけませんか?これは大損するといったものではないですが、

良~くトラブルになっているのでご注意ください。

その仕掛けは火災保険を使い家の損傷しているあらゆる部分を探し出し

修復する見積りで申請して保険金をもらうということです。

それだけなら大きな問題にはなりませんが、申請を代行する業者さんが

申請代行手数料として支払われた保険金の30~40%程度の手数料を持っていきます。

成功報酬なので損をすると言う訳ではありませんが、

実際にその損害部分を直すときのことを考えてみてください。

いろいろと家に損害が出ていて修復する見積りが200万だったとしましょう。

保険金が満額降りたとして手数料を60~80万支払い、残り120~140万でその家の損害はちゃんと直りますかね?

中には「保険金で必ず家を直さなくてもいいんですよ。」なんて言う業者もいるようですが、

例えば屋根の修復費用として保険金を受け取り直さずに、

翌年また屋根が台風などで損傷した場合(直してなければ)

保険金受け取ることはできません。なので、よほどの理由がなければ

保険金は用途のまま使うのが先々のことを考えれば一番効果的なんです。

そもそも、火災保険は自分で申請するのが一般的ですし、

手続きもそこまで難しくありません。

なおかつ保険会社または担当者に相談すれば親切に手順を教えてくれます。

ぜひ自分で申請してみましょう。

パターン3床下シロアリ営業系

これは長らくある手法ですね。

「ご近所でシロアリが出たので・・・」とか言ってやはり点検と称して床下に入ります。

そうすると「だいぶ湿気が出てますね。いつシロアリ消毒やりました?」などと言って

(ほとんどのお宅は定期的にやってないので焦る)

不安をあおりシロアリ消毒+床下換気扇+除湿剤+あわよくば耐震基礎補強などを勧めてきます。

最悪の場合、持ってきたシロアリなどを写真に撮られて見せられて

「シロアリいますよー!」などと言われる。

これに関しては、誰もが知っている大手消毒会社も

とても誠実とは言えない手法で営業してきますのでご注意ください。

一度シロアリ工事をしたが最後、毎年連絡が来て毎年何らかの床下の工事をされる

という話があるとかないとか…。

対策は最初に言ったように、頼んでもいないのに訪ねて来るような人は家に入れないということです。

まとめと一言

最後にもう一度言いますがこの手の営業に対しては

「知らない人を屋根の上と、床の下には入らせるな」という言葉の通り

頼んでもいないのにやってくる営業に対しては家に入れないのが一番です。

もしうっかり入れてしまったら、きっちりお断りしましょう。

お断りしても居座り続けるのであればその時点で違法行為です。そっと、警察に連絡してください。

ただそれも面倒なので、最初の時点でシャットアウトすることが大切ですね。

みなさん気をつけましょう。

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