太陽光発電はお得なのか？メリットは？ホントの実力/売電価格を公開

太陽光発電についてweb上ではいまだに「無料で設置！」や「大幅削減！お得！」などというマユツバな記事が見られますが、本当のところはどうなんでしょう？

「太陽光発電って良さそうだけどほんとにお得なのかしら？」という方に

数年前に導入した我が家の太陽光発電の数値を完全公開します。

本当にお得かどうか良い参考になると思いますのでじっくりご覧ください。

大陽光発電はお得なのか？メリットは？ホントの実力/売電価格を公開

数年前に我が家に設置した太陽光発電の１年メンテナンスの時にとっておいた数値をご覧ください。

最近ではあまり細かく発電量や電気量をチェックすることは少なくなりましたが、

良い機会なので設置前の１年間と設置後の１年間の比較の結果を復習してみることにしました。

下に記した票は、２年間の電気代、使用電力量、売電電力などを表にしたものです。

	17年電気代 （円）	17年使用電気料 （ｋｗ）	17年発電による 売電収入（円）	16年電気代 （円）	16年使用電気料 （円）
１０月	6088	364	12222	5477	361
１１月	7759	494	10332	7852	553
１２月	11449	766	8656	9219	659
１月	10767	706	10122	13761	982
２月	6210	434	12138	11970	879
３月	7562	530	15330	11676	863
４月	8418	543	11130	9283	674
５月	7484	476	16785	9264	666
６月	6842	394	10122	6853	449
７月	8378	443	11508	6484	362
８月	8746	428	10584	9457	466
９月	9759	486	11592	10558	515
合計	99462円	6064kw	140430円	111854円	7429kw

こう見てみるとほとんどの月で使用電力と電気代が設置前の年より下回っています。

当然と言えば当然の結果で悪くなってたら困るわけですが、売電収入は14万円。

電気代に関しては年間で12,000円安くなりました。

「電気代そんなに大差なくない？」って思いました？

ただ１７年の９月に平均8.46％電気代が値上げされ

燃料調整費がこの2年間で2円近く上昇していることを考えると

12,392円の減額はだいぶ家計の助けにはなっていそうです。

実際の計算

さてさて、実際はどうなんでしょう？売電が１４万で、電気代が12,392円安くなっているということはお得なんでしょうか？経費を含め計算していきましょう。

経費としては設置代金をローンで支払っている128,400円／年がありますので

我が家の年間の電気関係支出としましては電気代99,462+ローン128,400＝227,862円。

売電収入が140,430円ありますので最終支出は87,432円ということになります。

月々7,286円の光熱費ですね。前年は月々9,321円なのでまあまあな感じです。

１年間で24,000円程度がお得になっているわけですが、10年で24万お得だやったー！

という単純なお話にはなりません。なぜなら、太陽光発電にはメンテナンスが伴うからです。

ただ、最も効果を感じるのは使用電力が前年に比べ2割弱減っているということです。

少しでも、使用電力を減らし未来の電力事情に貢献できているのは嬉しいことです。かなり自己満足的な要素は強いですが…。

まだまだ、発電単価としてはかなり高額な太陽光ですが、少しずつ普及が進んでいけばいずれ大きな力になるのではないかと期待しています。