いまさら聞けないIHクッキングヒーターの仕組み

キッチン

すいません!!

まず、謝っておきますが今回は自分のために調べた地引を備忘録的に書いた記事ですが、それでも皆さんにお楽しみいただけたらいいかなと思っています。

今はIHって言ったらガスコンロの代わりに使うあれですよね?もうこのワードも市民権を得た言葉で、それだけ何のことかどういうものかは伝わります。

ただ、皆さんはその仕組みやなぜIHというかを知っていますか?

この記事はこれだけ知ってれば友達や家族にでかい顔出来て自慢げに話せるというウンチク内容になります。

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いまさら聞けないIHクッキングヒーターの仕組み

IHクッキングヒーターに代表されるIH調理機器ですが、IHとはどのような意味かご存知でしょうか。

IHとは「InductionHeating」の略で「電磁誘導による加熱方法」という意味です。

電磁誘導覚えてますか?中学生で習ってるらしいです。

超簡単に説明しますと磁石の力を使って電気を発生させる現象です。

どうやって発生させるかは長くなりますので調べてみてください。

IH方式を使った電磁調理器は、強い磁力線を発生させるコイルと高周波電流を作り出す電子部品からできています。

まず機械のスイッチを入れます。

そうすると20kHz以上の高周波電流がコイル(コイルはガラスのトッププレートのすぐ下にあります)に流れ、調理器の内部に強い磁気が発生します。

その時に鉄やステンレスでできた鍋を乗せると、発生した強い磁力線が鍋の底の金属にぶつかり鍋底に渦電流が流れます。

鍋には電気抵抗がありますから、抵抗の強い部分では電流が流れると発熱します。

この方式は電気抵抗を利用していますので電気抵抗の小さい銅やアルミの鍋では十分に発熱しませんし電気を通さない焼き物の鍋(土鍋など)も使用できません。

上記のような特性がありますので、使用できる鍋にも適正なものがあります。

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IHに使える鍋は?オールメタルのIHって?

仕事でIHのお話をしていると「専用の鍋じゃないとだめですか?」

というご質問を頂くことがあります。

IHクッキングヒーターにはオールメタルというほとんどすべての鍋が使用できる機能を搭載したものがあるので専用の鍋でなくても調理することは可能です。

ただし電気抵抗が低い鍋、例えばアルミなど、の場合はやはり加熱する効率が悪いので沸騰するのが遅いということになります。

そのような場合電気代も高くなります。

専用の鍋というのは電気抵抗が高く鍋底がフラットで厚みがあり変形しにくかったり、

異常発熱が起きにくかったりします。

つまり、専用鍋の方が煮炊きもしやすく電気代が安く耐久性も高く長持ちするということです。

オールメタルのIHは製品代も高価なものになりますので便利ではありますが、できれば鍋を専用のものにして通常のIHを使った方がコスト的にも使い勝手的にも良いと思います。

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どんな鍋を選ぶ??基準は?

実際に鍋を選ぶ時に注意して頂きたいのが

「IH専用」

というシールが張られている鍋の中には粗悪な商品が紛れ込んでいるということです。

1つの判断基準としては「SGマーク」がついているものを選ぶということです。

他に選定時の参考としましては材質はステンレス18-0(数字はステンレス種類です)が良く、多層構造になっているものであればなお良いです。

アルミをステンレスではさんでいる3層構造のもので厚みが2mm以上のものがおすすめです。

これは加熱効率の良いステンレスと熱伝導の良いアルミを組み合わせることで蓄熱性もカバーできるようになっています。

最近はチタンを使ったものも人気があります。

中には土鍋のように蓄熱性を重視して5層構造にして厚さ5mmのIH用鍋もあったりします。

大きさはできれば鍋の接地面がIHのリングに近い20㎝前後のものが良いです。

以上のような点を参考にお鍋・フライパンを選んでみてはいかがでしょうか。

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