リフォーム&リノベーションでできることできないこと【戸建編】

住まいのウンチク

リフォームやリノベーションをしてしまえば間取りから何から自由になる。

と思っている方も多いのではないでしょうか?

実は業者と相談をしながら計画を進めて行くうちに、あれもできないこれもできないなんてことに直面した方も多いはず。

マンションと戸建てによっても違いますが、フルリノベーションでもできないことが結構あるんです。

と言う訳で、計画の途中でできないですなんて言われてがっかりする前に、事前に知っておいた方がいいフルリフォームやリノベーションで「できること」「できないこと」を解説していきましょう。

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リフォームやリノベーションで何でも変えられるという誤解

一時のテレビの影響もあってかリフォームやリノベであれば自由にプランや間取り変更ができると思っている方も多いようですが、実はそのような工事には意外に制約が多いものです。

それは、建築基準法などの法規的な問題や構造の問題、コストの問題などがあり、リノベすることでそれらの要件に違反してしまったり、施主さんにとって不利益になってしまうことがあるからです。

ただ、戸建てに関してはコストをかければいくらでもやりようがあるというのも正直なところではありますが、その場合新築とのコスト差がだいぶ小さくなってしまうこともあります。そうなると、新築や建て替えなども視野に入ってきますよね。

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リフォーム・リノベーションでできないこと戸建編

まず先ほどのお話のように戸建ての場合は、コストをかければ大概のことはできます。

極端な話、建て替えになるギリギリのところまで壊して、下水までやり替えれば大抵のことはできます。

その上でこれをやるとめっちゃコストかかるよ!ということがあります。

水回りの大幅な移設

いろんなところで水回りの移設って結構やっているので、なんで?どこでもやってるよ?と思われるかもしれません。

水廻りを移設するときに一番問題になるのは排水です。

家を新築するときは、間取りにあわせて排水を計画するので、経路を短くつまりなどが発生しないように下水(家の外の地面の下の排水管等)も含めて配置します。

なので、リフォームの時に何も考えずに水廻りを移設してしまうと不要に排水経路が長くなってしまい、使用に支障をきたしてしまいます。

水回りが移設できる範囲は、長さ・曲がり・勾配の条件がクリアできる範囲となります。それを超えて移設したい場合は下水から工事することをお勧めしますが、それなりのコスト増となってしまう可能性が高いです。

限られた構造や工法の建物

戸建ては様々な構造工法で建てられています。特にハウスメーカーでは独自の工法や認定を使って家を建てているので、そのような建物では簡単に壁をとったり間取り変更したりはできません。

特に軽量鉄骨系を採用しているメーカーや型式認定を取っている住宅に関してはかなり難しいと考えていいでしょう。

リフォームにおいて最もフレキシブルにプランができるのは在来工法で次いで2×4です。それでも構造的に抜けない柱や壁というものが存在しますし、変更する場合でも構造計算や耐震診断は必須と言えるでしょう。

2×4については「リフォームできない!」と言っている会社も多いですが(2×4でトップクラスのハウスメーカーのホームページにもできないって書いてありますので)、ルールを守って工事すればある程度フレキシブルにリフォームすることも可能です。

その際大事なのは2×4が得意で経験豊富な会社を選ぶことです。ルールを知らずにいじってしまうと家が崩壊することも。

逆に重量鉄骨を採用している建物については、ラーメン構造であればリフォームに向いているものもありますが、ハウスメーカーの重量鉄骨はかなり自由度が低いので注意が必要です。

建築基準法やそのた条例に抵触する建物

 法規的に一番つらいのは、既存不適格の住宅ですね。これは、家を建てられた当時は法規を守って建築されたものの、その後の法令改正などで現在の法規には適合しなくなってしまった住宅のことです。

これになると大体が建て替え不可になり、申請を必要とするような改修工事もできないので既存を生かしたままの工事をしなければならなくなります。

後は容積率や建蔽率を変更するようなリフォームをすることができません。例えば増築や屋根付きのウッドデッキや屋根裏部屋も気を付けないと違法に建築したことになってしまうので注意が必要です。

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まとめと一言

いずれにしても、依頼するときはその会社なり担当者がしっかりとノウハウと経験を持っているかがメチャクチャ重要になります。

特に構造工法については、自分の家の構造ズバリの経験を持っていることが重要です。在来工法の工事をどれだけ多くやっていたとしても2×4の工事はまるで考え方が違うので経験にはならないですからね。そのあたりは注意が必要ですね。

とまあいろいろなことを書かせていただきましたが、最後に嘆きを。

やはりハウスメーカーで建てられた家のリフォーム&リノベーションは難しいと思います。それは構造工法が完全クローズドだからで構造の情報が全く分からないからです。もちろん教えてもくれません。

ここ数年の家は2階建てであっても構造計算されているものが多いので構造の情報がないと壁一枚抜くことさえ困難な時もあります。その辺をオープンにしてくれればより長く家を使うための選択肢が増える気がするのですが。まぁ多くは言いますまい。

このあとマンション編を書くつもりだったんですが、なんとすでに2000文字を超えてしまっているのでマンション編は次回にまわすことにします。もしご興味がある方はしばしお待ちくださいませ。

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